オレとスタートレック

このコーナーの各項目へのショートカット

• セブンカード・スタッド？
• めくりポーカー 〜続・セブンカードスタッド〜
• 艦長，通信が入っています
• 鳴らない電話 〜続・艦長，通信が入っています〜
• ファースト コンタクト
• 悪趣味な寝具

ＴＮＧでは、ブリッジにいる士官たちの多くがポーカーをプレーしています。 中でもライカー副長は「マスタークラス」の腕前だとか。 データ少佐のディーリングテクニックはまるで「スタープラチナ」みたいです。 さすがアンドロイド、あのスピードは人間にはちょっとつらいでしょう。

さて、気になるのは彼らがプレイしているポーカーのルールです。 私の知っているポーカーというのは・・・

• ５枚のカードをディーラーがプレイヤーに配る。
• 参加料を払う
• カードを一度交換する。
• チップを掛ける（相手がチップを上積みすることに呼応する，自分でチップを上積みする），または降参してゲームを降りる
• 「役」の強さで勝負する。

しかし、ＴＮＧ第２シーズン・４６話「愛の使者」 では、データ少佐がプレイ開始の時にこう言っています。
「次のゲームは、セブンカード・スタッド、 ジャック以下の伏せカードはワイルドカードとなります。

一体これは何？と思って、WWWや文献を当たってみました。 その結果、ポーカーにはカードの交換を行う「ドローポーカー」と、 カードの交換を行わない「スタッドポーカー」がある。 そして、使うカードの枚数により、 セブンカード・スタッドやファイブカード・スタッドがある、 ということがわかりました。

また、彼らの行っているポーカーでは、 いくつかのカードが他のプレイヤーの目に触れるようになっています。 いままでの私の知識では、このようなプレイスタイルは見たことがありませんでした。 中学の時の修学旅行でやったポーカーはすべて伏せカードだったため、 ブラフなどの駆け引きの要素があまり重要ではありませんでした。そのため、 「ポーカーってそんなに面白いゲームじゃないよなあ」などと感じていました。 他のプレイヤーに自分の手の内の一部を見せるということは、 ジャンケンをするときに「オレ、グーを出すぜ！」と宣言して、 相手を惑わせることに似ています。

以前に、弟と「手の内の一部を見せるポーカー」をして遊んだことがあります。 ２人しかプレイヤーがいないのにも関わらず、非常に白熱しました。 相手の表情、仕草、性格、今までのゲームの流れから、相手のカードの強さを判断し、 いかに勝つかを考えてプレイするのは大変面白いものでした。

データ少佐が言った言葉の中で、 ただ一つわからなかったのはワイルドカードです。 コンピュータの世界ではワイルドカードといえば＊を指し、 「すべての代わりとなる文字」のことです。 では、ワイルドカードはジョーカーのように、 すべての代用となるカードなのでしょうか？ そんなルールではゲームバランスがメチャクチャになってしまうはずなので、 そんなわけないだろうと思います。つまり・・・・・・。 うーん、何なのでしょうか・・・？

ポーカーなど、有名で広く普及しているゲームには、 様々なローカル・ルールがあります。 「こちら葛飾区亀有公園前派出所」などでやっていた 「大富豪（大貧民）」もそういったゲームの一つでしょう。 もしかしたらＴＮＧのクルーがやっていたスタイルも、 意外にマイナーなものだったのかもしれません。

さて、今度仲間が集まったら、 セブンカード・スタッドのポーカーをプレイしてみますか？

▼ めくりポーカー 〜続・セブンカードスタッド〜

March 27, 1998

最近自分専用のＰＣを買いました。「成人祝い」と言って、親戚たちがくれたお金をどう使おうか、と考えた結果、「ＰＣを買おう！ 今までは大学の端末室のみで、しかも限られた開室時間の範囲内でしかＰＣを使えなかった。だけど、自分のＰＣがあれば、家でもHTMLやレポートが書けるし，いつかやりたいと思っていた作曲もできる！！ あとDiabloもできる！！ よし、絶対買うぜいま決めた！！ PC PC PC PC PC!!」という結論に達しました。

さて、その後はＴＮＧのビデオ、Diablo, 作曲のマリオカート６４，バイトと音楽の日々を過ごすことになりました。この時は春休みだったので栃木の実家に帰省しており，「自分の食事を自分で整える必要がない」という最高に恵まれた環境でした。いやあ，いい生活でした。神奈川に帰ってきてから，ＰＣに蹴りを入れてしまい，ＨＤＤがクラッシュしてすべてのHTMLや作曲したデータが消滅したことを除けば，非常に有意義な春休みでした（涙）。

話が脱線してしまったようです。 大航海時代３というゲームを買いました。これは１５世紀から１６世紀にかけての，いわゆる「大航海時代」をシミュレートしたゲームです。そのなかでポーカーをプレイすることができます。ゲーム中では「めくりポーカー」と呼ばれていましたが，そのスタイルは，あの「手の内を明かしながらプレイするポーカー」だったのです。ただ，「ワイルドカード」の要素はありませんでした。ワイルドカードっていったい何なのでしょう？

大航海時代３の「めくりポーカー」では，以下のようにゲームを進めます。

まず5枚の手札が配られ，一度カードを交換した後に，お互いに一枚ずつ自分の任意のカードをオープンしていきます。一枚オープンする毎に，投降する・チップを上乗せする・相手の上乗せに応じる，という選択をしていきます。

この，一枚ずつカードをオープンするのがミソです。 カードをオープンする順番によって，実はなんの役もできていない「ブタ」なのに，「ストレート」に見せかけてブラフを掛けることもできます。これは大変奥が深いゲームです。

「日本人って，交渉が下手だよな。日本人がやっているのは，交渉っていうよりも根回しだよ。やっぱ子供のころからポーカーで駆け引きの技術を鍛えられている民族は違うよなあ」以前読んだ本の中に,こんな記述がありました。 しかし今では，私たちは駆け引きの要素をより強く打ち出したゲームで遊ぶことができます。その例として，格闘ゲームが挙げられます。

格闘ゲームは，コンピュータ相手に闘うよりも，人間相手に闘うほうがずっと楽しく遊べます。すべての遊びは人間に始まって人間に終わる，ということでしょうか。「人間」はゲームの面白さを構成する，重要な要素の一つだと思います。

「オレとスタートレック」も書き終わったことだし，これから街のゲーセンに，バーチャファイター３tbをプレイしに行くとしますか・・・（ちなみに私はサラ＆ジャッキー，お好みでカゲかリオンを使っています。弱いです）。

▼ 艦長，通信が入っています

Apr 15, 1998

私は大学に通うため，神奈川で一人暮らしをしています。１９９８年４月現在，大学３年生です。連絡やコミュニケーションには，電話は欠かせません。 ＮＴＴの一般電話は，５から７万円を払って加入権を購入しなければなりません。 一人暮らしのはじめは，いろいろ揃えるものが多く，そんなお金はありません。 それに，「大学生なんだから携帯くらい持っていたいな」という思いがありました。 そこで私は東京デジタルホンの携帯電話 ＤＰ−１３２ (by KENWOOD) を購入しました。 １９９６年の春，携帯電話が爆発的に普及するほんの少し前のことでした。

そのデジタルホンのＤＰ−１３２は現在（１９９８年春）満２歳になっています。 ＤＰ−１３２は待ち受け１００時間，連続通話１００分，メモリダイヤル１００件， という基本機能を重視した設計でした。しかし，当時は最新機種だったものの，今では完全に時代遅れのスペックとなってしまっています。そろそろ買い換えの時期かな，なんて考えていました。

と，そこへ運良く，「要らなくなった端末，ほしい？ ただであげるよ」と言って，友達がＤＰ−１１４ (by NEC) をくれました。さっそく私は機種変更をしてきました。 このＤＰ−１１４は連続待ち受け３００時間の「使える」奴です。その他便利な機能も満載です。

さて，マニュアルを眺めていたら，面白そうな機能を見つけました。 それは「着信音を自分で作成できる機能」です 。

私は以前から，コミュニケータ型のＰＨＳとかトランシーバって，結構そそられるものがあるかなあ，なんて思っていました。「ぽろろぽろろ」って音で呼び出され，「ぴちゅ ちゅるちゅ」という音で接続成立。なんだかうれしくなりませんか？（私だけか？）

というわけで，エンタープライズが外部から宇宙チャンネルで呼び出されている時の音を携帯電話の着信音として作成することにしました。接続が成立したときの音も作りたいところですが，ＤＰ-１１４には，そこまでカスタマイズする機能はありませんでした。

参考にする素材としては，ＴＮＧ第３シーズン・５０話「移民の歌 "The Ensigns of Command"」を選びました このエピソードには，ピカード艦長がまるで居留守を使ったように着信を無視するシーンがあります。ここの音を何度も聴き直して音を作ることにしましょう。

と，ここまで書いて，実際にビデオを見て着信音を作ろうかと思ったんですが， 明日は朝イチで大学の図書館に行かなければなりません。もう01:50を回っています。この続きはまた明日・・・。

次回予告：
着信音を作ろうとしたひろあき。ところが，彼の前に立ちはだかる大きな障害。 本当に着信音を作成できるのか！？

オレとスタートレック 第３話 後編：「鳴らない電話」
お楽しみに！

▼ 鳴らない電話 〜続・艦長，通信が入っています〜

Apr 19, 1998

まず，顛末を読んでいただく前に，

• Call.wav 素材となった音
• slow_call.wav 素材となった音をスロー再生した音
• 337.wav 三三七拍子の音
• dp_114.wav 完成した携帯電話の着信音

call.zip 58.4KB

いよいよ着信音を作ります。 まず，素材となる音をＰＣにサンプリングしました。 何度もビデオを巻き戻しながら音を聴くよりも，ＰＣにサンプリングして再生した方がよいと考えたからです。

サウンドカードに，ビデオとマイクなどをつなぎ，該当する個所をサンプリングしました。それが，素材となった音である call.wavです。（ダウンロードは終わりましたか？ 終わったら解凍してcall.wavを再生してみてください。）

同じ音をつくるには，素材となる音についてよく知っていなければなりません。そのため，初めのうちは call.wav を何度もリピート再生して聴いていました。 しかし，どうもよくわかりません。

呼び出し音は，「ぽろろっぽろろ」って鳴っているのかな？ いや，待てよ，「ぽろろろぽろろろ」かな？うーん，わかんないぞ・・・。 といった感じで，どのように鳴っているのかがわからないのです。 そのうち，「スロー再生して聴いた方が音を細かく分析できるので，作業しやすいのでは？」と気づいたので，４分の１の速さで再生して聴いてみることにしました。それが，素材となった音をスロー再生した音である slow_call.wav です。これは非常に効果がありました。

slow_call.wavを再生してください。
slow_call.wav を聴いてみるとよく分かるのですが，エンタープライズの呼び出し音は，
「びぃ，びぃ，び，び，びぃ，びぃ」
という，６つの音から構成されていることがわかりました。また，３回目と４回目の「び」という音は，他の音よりもボリュームが小さいこともわかりました。これらは，普通の再生速度では分からなかったと思います。いやー，スロー再生様々ですね。

さて，わかったことをもとに着信音を作ります。 ＤＰ−１１４の実際の画面では，口（音を鳴らす）と，__（音を鳴らさない）の組み合わせで着信パターンを作成します。説明書では，口や__は１つで約０．５秒です。

説明書には，三三七拍子をつくるには，
__口__口__口____口__口__口____口__口__口__口__口__口__口
と入力すればＯＫと書いてありました。そこで，まずは練習として三三七拍子を作ってみました。それが，337.wav です。再生してみてください。なんだか，少し変な感じがしませんか？確かに三三七拍子ではあるんですが・・・。

気を取り直して作業を続けます。 本物は６回音が鳴っていたので，こちらも６回鳴るようにセットしました。 ＤＰ−１１４には，
口__口__口__口__口__口__
と入力しました。 しかし，実際に鳴らしてみると，やはり変です。

それもそのはず，call.wavを聴けばわかるのですが，本物の音は０．７秒で６回鳴っています。しかし，ＤＰ−１１４は１つの音を０．５秒かけて鳴らしていますので， ０．５Ｘ１２で６秒もかかっています。これじゃダメですね。そこで，
口口____
と入力してみました。 これなら，音が鳴っている時間については，０．５Ｘ２で，前よりは本物の音に近くなっていると思います。

そして，
口口____口口____
と２回連続で鳴らすようにしてみました。それが，dp-114.wavです。２回鳴らすと，前よりは似ていますね。

これ以上やってもよい結果を得られるとは思えないので，これで妥協することにします。

着信音を変えよう！と思いつくのは簡単でしたが，実際にやってみるのは大変でした。音の高さを変えられないこと，発音時間が０．５秒で固定なことに泣かされた感じがします。サンプリングした音を着信音として使えるようになれば，好きな音楽のサビの部分だろうが，恋人の声だろうが，クリンゴン語だろうが，なんでもござれなんだけどなあ・・・，と思いました。

▼ ファースト コンタクト

May,8 1998

東海大学湘南校舎の約１０メートル西には、「TSUTAYA 東海大学前店」があります。ここでは、再販期間が過ぎ、なおかつ売れ行きの悪い（と推測される）ＣＤを５００円販売したり、レンタルの役目を終えたビデオを格安で売っていたりします。 時々立ち寄ってチェックしていると、思わぬ掘り出し物に巡り合えたりして非常に楽しいです。以前にも、「ファイアー エムブレム 紋章の謎」のサントラを５００円で買ったりしました。

さて、私は２台目のプレイステーションを買ったのですが、Ｓ端子ケーブルを買うのを忘れていました。新型のプレステはケーブルも専用のものでなければなりません。「ケーブルくらいなら （あまり値引きが期待できそうもない）TSUTAYA でもいいや。何より近いし。」というわけで、TSUTAYAにいきました。すると、「中古ビデオ ５００円」というＰＯＰが見えます。さっそくチェックしました。そこには、なんと「ファースト コンタクト」が５００円で売られているではありませんか。こんなおいしすぎるチャンスはめったにない！！ 速攻で購入しました。 定価１６０００円ところを、５００円。もう気分は最高です。中古だけどね・・・。

さてさて、ビデオ買ったのは１９９８年５月８日ですが、今日は５月１０日です。上の一行との間には、実は２日もあいているわけですね。大学３年生になりゼミにも所属し、最近は以前にも増してめちゃくちゃ忙しい毎日です。「ファースト コンタクト、早く見たい！」と思っても、時間は１日２４時間しかありません。今日は日曜日。やっと時間が作れたので、これからファースト コンタクトを見ることにします。AVアンプとビデオとTVをスタンバイして・・・。OK。では、これから楽しんできます。 ENGAGE!!

約２時間経過・・・。

いやー、面白かった！！ やっぱいいなあ・・・！ 前半の艦隊戦は超かっこいい。オレって、「ギャラクシアン３」なんかも好きだから、ああいうのにも弱いんですよね。途中でバークレイ中尉が出てくるシーンでは、彼の引込み思案なところに笑いました。オレとしては、バークレイ中尉があのままどこかへ行ってしまうとさらに笑えたんですが、それはレッジ君に失礼ですね（笑）。

全体的にみて、ジェネレーションズよりも楽しめました。TOSについてはあまり良く知らなかったために、ジェネレーションズにはそんなに感動しませんでしたからね。

そうそう、ファースト コンタクトの相手って、バルカン人だったんですね。何かで読んだかも知れませんけど、完全に忘れていました。なるほど、地球とバルカンってこれ以来の付き合いなんですね。

MLやニュースではすでに情報が出ているようですが、次の映画が楽しみです。次も５００円で買えるといいな（笑）。

▼ 悪趣味な寝具

May 22, 1998

以前からずっと気になっていたんですが・・・。エンタープライズの中で使われている毛布やシーツ・その他寝具類って、趣味悪いと思いませんか？

まず何よりも、あの寝具類ってなんであんなになまめかしくテラテラと光っているんでしょう？ しかも色がピンクとかそーゆー系統のものが多い印象を受けます。「ピカード艦長ってああいうのが好きなのか？ それってなんかピカードのイメージが狂っちゃうなあ」なんて思っていたりしたんです。

大体ああいうのって売っているの見たことないですし、あんなモノ使っているのってせいぜいラブホ（以下略）。

ところが、「TVやアンプを乗せるためのラックを新調しようかなあ」とニッセンの通販カタログをめくっていたオレが見たのは、その「悪趣味」そのもののシーツや枕、そして掛け布団カバーなどでした。しかも、それらは「ベーシック リネン」のカテゴリにあります。「えええええっ、これがベーシックなのっ？ 大体素材はなんなんだ？」と思ったオレはそのページをよく読んでみました。すると、「素材：シルク、レーヨン」と書いてあるではないですか。なんと、あのテラテラ素材はシルクだったのです。シルクといえば生糸から作られる高級素材。「大航海時代」をプレイしたことのあるオレは、その価値を十分わかっているつもりです。でも、あんな悪趣味なモノが、まさかシルクだとは思わなかったなあ。

どうせオレの使っているシーツはそんな高級素材じゃなくて綿１００％ですよっ。それにオレの母親やおばあちゃんは、あんなシーツのことなんか教えてくれなかったしなあ・・・。なんていうグチはともかく、ひとつ疑問があります。
シルクは高級素材として知られていますが、お金持ちの人たちっていつもあんな寝具を使ってるんでしょうか？

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