20kg減量作戦の始まり
えっ、私って醜い?

身長160cm、体重78.8kgとは1995年秋の私です。ついに人生最大の重量を記録しました。着る物は通販のLLサイズ。
街に出てウインドウショッピングなんて気にもなりませんから、とにかく身体に合えばいいのです。ファッションなんて二の次です。15号のブレザーの前ボタンがとまりません。スカートなんて絶対にはきません。足がスッゴク太い・・・ ダボダボのズボンを愛用です。夏も冬もお腹が隠れるように上着はズボンに入れることはありません。ズボンはすぐにマタズレするんです。ファッションビルのウインドウを見るのさえ避けていました。「あんな素敵な服は私には関係ない」と卑屈になっていたんですねぇ。
顔は目と鼻がまわりの肉に囲まれて小さくなってます。
ここまで太ってしまうと、自分に自信が持てず、「どうせ私なんか醜いのだから何を着たって同じよ」とか、「こんな私だからボーイフレンドなんて縁がないんだ」なんて理由をつけてしまいます。そして、「だったら食べてやろうじゃないの」と食欲が湧いてきます。というより食べることに振り回されていたのです。じっくりと自分の顔や身体を鏡で見ることもありませんでした。醜い姿をまじまじと見つめるなんて辛かったからです。

はじめから「朝潮」なみのデブだったわけではありません(朝潮さんゴメンなさい)。アメリカへ語学留学してからこうなってしまったのです。それまでも決してスレンダーボディではありませんでしたが、食事のボリュームが多いアメリカでの生活で71kgになっていました。9ヶ月で10kg以上の増量です。帰国してからももちろんダイエットしました。雑誌で見る「グングン痩せる」とかいう錠剤のダイエット食品とか試しましたが全然ダメでした。68kgくらいまでは減らせたのですがそれ以上はダメでした。

痩せてから友人が言いました。「本当に一時はヒドかったよね・・・」
こっちは太っているとは自覚していますが、ヒドイとは思っていませんでした。ダイエットを決心するまでは。
自分では「まだ大丈夫、いずれダイエットすればいいんだから」と軽く考えていました。今は無理だけど、いずれ何とかすると言い訳をしていたんですね。
ある時、温泉に行った時のこと、浴衣室で大きな鏡に映った自分を見て「醜い」と心の底から恐ろしくなりなした。今までいかに怠惰な生活パターンを繰り返し、それがこの怠惰な身体を創り出したのだと思いました。そこまで太った自分が情けなくなりました。
何ヶ月ぶりに恐る恐る体重計に乗ってみると78.8kgです。
もう少しで80kg! そして「絶対にヤセル!」と決心しました。このときの決心はそれまでと違っていました。さっそく忌み嫌っていた体重計を購入しました。
「やせたい」のではなく「やせる」と確信したのです。

以前に雑誌の広告で見た「あなたは永遠に肥満から開放される」というインパクトのあるタイトルの本を購入しました。
バリアトリックス減量法といい食事の仕方を変えてやせるというものです。1万円くらいしましたが、それまで買ったダイエット食品に比べたら減るものではないし、アメリカの糖尿病の専門医が著したものということですので信頼して実行しました。実はこの本はこのダイエットの時より1年半位前に買っていて最初は挫折したんです。3日くらいで。。。
バリアトリックスで痩せてから、この本で痩せたという人に何人か出会いました。私は2度目では成功したのですが、その違いは「やる気」です。1回目は焦るあまり実行方法のみを気にして最初のページからきちんと読んでいなかったからです。なぜ、太ったのかを自分で気づくことがとても大切です。ただ体重が減るだけではまたもとの食生活に戻ります。
「私も持ってるけどやってない」という方はもう一度本を開いてやってみてください。

バリアトリックス

「あなたは永遠に肥満から開放される」を読んで衝撃を受けたのは「肥満は病気です」という文字。こうもハッキリと認識させられたのが一番の収穫でした。肥満は身体的にももちろん負担がかかりますが、その背後には肥満するまで食べてしまう心理的な要因があります。食物について単に無知ということもありますが、多くのおデブさんは心の問題があると思います。
私が肥満したのは、その当時の私の心理状態の結果に過ぎないと今なら冷静に考えられるのです。他の方に当てはまるかはわかりませんが私の場合は心の問題だったのです。

著作権の問題もありますのでここではあまり詳しくお話しませんが、辛かったのは最初の数日だと思います。脂肪になりやすい炭水化物を摂取しません。砂糖もダメです。油は調理に使うためにほんの少し、こさじ1杯くらいです。魚、肉は食べてもOKです。野菜、果物は制限があります。
ここまで聞くと「食べるものがないじゃ〜ん」と思われるかもしれませんが、それは食事のバラエティが貧弱なのです。実際、このダイエット期間に食べられる物のバラエティは多いです。

私がよく食べたのは「すき焼き」です。といっても安い輸入牛肉ですので脂肪分も少ないし豆腐やねぎをたくさん使って食べました。それからチキンもよく食べました。本の巻末には世界中の料理のレシピがついてましたのでそれも参考にしました。

もともと甘いものは嫌いだったのですが、絶対ダメとなると辛いものです。付録のダイエット用デザート・レシピを見て寒天のコーヒーゼリーとかアベカワもち風とか試しました。もちろん砂糖の代わりに人口甘味料を使います。

多くの方も同じだと思いますが、どうしても最初はダイエット食品に頼ってしまいます。そして結果は大して変わらない。。。あと1kgとかあと3kgとか十分に細い女どもが「痩せた〜〜〜い」なんて言いますが、それくらいのダイエットならダイエット食品なしでも、誰でも出来ると私は思います。でも私のように本当の肥満人間はどうしたらいいのでしょうか?
ああいう物は本当に飲むだけで効果があるのでしょうか?つまり食事を一切変えないで「やせる錠剤」を飲むだけで本当にグングンやせるのか?
何種類か試しましたが、必ず「食事に気を付けて(腹八分目にして下さい)、適度な運動も取り入れましょう」なんてことが書かれた紙切れが入ってきます。これってダイエット食品を使わなくても食事を気を付けて運動すれば誰でもやせるでしょ!「それが出来ればこんなもの買うかぁ!」「ふざけるなぁ!」って叫びたくなります。
じゃぁ、何のために1ビン・1万円以上出して何ヶ月分も購入しなくちゃならないの?
で、私の最終的なダイエットの法則とは「食わなきゃ痩せる」ということ。摂取カロリーと消費カロリーのバランスの問題です。だから皆さん、もうこういう意味の無い「ダイエット食品」に頼るのは止めて、自分の食生活を正しい方向に修正しましょう。

ここで運動についてですが、私のように80kg目前まで肥満した人間には運動は無理です。週3回の運動なんて絶対無理です。体が動きません。運動はある程度痩せてから体重を維持するためにするものと思っています。運動だけで痩せるなんてきついです。
私は現在週3回以上エアロビクスをしていますが、それだけでは痩せません。プラス食事の管理が絶対必要です。女子プロレスラーのなんとかさん(ゴメンナサイ、名前が出てきませんm(__)m)が毎日5時間のエアロビクスや食事を制限して見事に痩せましたが、これは彼女がプロの運動選手であるという身体能力の違いがあります。一般人が同じ事を出来るでしょうか?
と言うわけで、これから10kg・20kgと落とす必要がある本当の肥満の人は先ず、食事が決定的に間違っているので、そこを改善して、理想体重に近づいたら運動を取り入れていくというのが良いと思います。

注)このダイエットのコーナーの情報だけで減量しないで下さい。「あなたは永遠に肥満から開放される」のバリアトリックス減量法を意図的に宣伝しているわけではありません。又肥満の人を誹謗するものでもありませんのでどうかご理解ください。

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