◆2次試験対策
パブリック・スピーチ
■過去ものの「パーソナル」・「パブリック」の題材の中から各10題をピック・アップし、自分で作文したものを暗記する。
この作文の作業を日頃からやっていると、1次試験の日英要約などに役立つと思います。
■日頃から気になる時事トピックについて意見をまとめてみる。
私が合格したのは95年でしたが、それ以後英検について特に気にしていなかったので英検のシステムが変更されたことを知りませんでした。でも基本は同じと思いますので参考にしていただけると嬉しいです。
私が2次試験の準備をはじめたのは1次合格の結果が出てからでした。
うわさでは2次試験は2・3回目で受かるものと云われていましたので、今回受からなくても後2回、受験資格があるのでそれまでに何とか受かるようにしようと考えていました。
でも、1発で受かれば儲けものですので準備はしました。以前にハロー通訳アカデミーの英検講座のテープを購入したところ、この方法を紹介していましたし、英語雑誌や他の英語関係の方のホームページでも2次対策として同じように自分で作文したものを暗記する、としている方がいらっしゃいますので、パブリック・スピーチに自信のない方はこの準備方法が最適と云えるでしょう。
って言うかこれしかないでしょねぇ。
管理人の汗だく2次試験
私が2次試験を受けたときの様子を話します。
とある高校が試験会場です。12〜15名程の受験者がコの字に並んだ机にすわり、試験管は日本人1名、(とてもやさしそうな大学教授風)
ネイティブ・スピーカー1名(どこかの大学で教えている風)。 準1級までの1対1の面接の方がいいな、と思いました(現在はこの形式ですね)。
他の人の前で恥をかくなんて絶えられないでしょ。
「パブリック・スピーチ」なんて生まれて初めての経験をしかも外国語でさせられるなんて。こういうときは仕事でプレゼンなんかバリバリやっている人はいいのかもしれません。
会場に到着順に席順をくじをひいて決めました。私はちょうど真中くらいの順番に当たりその席へ座りました。時間があったのでトイレに行ったのですが「今ならまだ帰れる」、「今なら具合が悪いと言って帰れる」と悩んでいました。しかし、落ちてもまだ2回あるから、とにかくやってみよう、と決心して教室に戻りました。
同じ教室には顔見知りの方がいましたので、すこしほっとして落ち着きました。
リスニング・テストが終わり、いよいよ「パブリック・スピーチ」の始まりです。
私の順番まで他の方のスピーチを上の空で聞いていました。
2次試験ではよく「絶句」してしまう人がいると聞いていましたので人事ながらハラハラする場面もあったのですが、皆、「絶句」するどころか、なんとかクロージングまでもって行くではありませんか。
これは私も何があっても、這いつくばってでもやり遂げなくてはと思いました。
私の番がきました(心臓・ドックン、ドックン)
まず、封筒を開け、「パーソナル」と「パブリック」のトピックを選びます。
私が決めたトピックは「How will computer change
our lives?」 だったと記憶しています。 もう1つのほうは忘れてしまいました。
ちょうど1995年の12月でしたのでWindows95で大変盛り上がった年でした。
自分の書き上げた10題の作文とどれも一致しなかったのであせりましたが、Windows95の大反響と自分ではWORDもEXCELも初心者だったことと、失業中ではなかったのですが他の会社へちょうど転職が決まっていてちょっと時間があった時でしたので、そういう自分の状況と合わせてスピーチを始めました。
「私のトピックはHow will computer change our
lives?です。 現在私は失業中ですが、これからはスプレッド・シートなどを使えるパソコンの知識が必要となります」というような出だしだったと思います。
哀れみをさそって(これが究極の裏技!)故意に「失業中」と言いました(^^ゞ。英検通の人に言わせると「試験管も人間なので英語力がある程度あれば、印象が大事」、また、他の級の面接でも最初の挨拶などのやり取りは採点に影響しないとのことですが、実際はその部分も試験管の裁量でコミュニケーションの一部として加味されるようです。
あくまでも英検4級から受けてきた英語学習同志の間のうわさで真偽はわかりませんが、自分では???のまま、結果として合格しましたし、知り合いの方も(帰国子女と聞いていました)私と同様にそんなに流暢とは思いませんでしたが(本当にゴメンナサ〜イ)合格していました。私たちのあのレベルでもOKとなるとあの同じ教室にいたすべての受験者は皆合格していたんじゃないかと思います。
但し、その知り合いの方の弟さんは同じ時間に隣の教室で受験していたそうですが、「絶句」する人もいたということです。
私はラッキーなことに私を鼓舞してくれる受験生と一緒になったということでしょう。
運も実力?!
結果的には合格しましたが、絶対落ちたと思いました。
家で作文を読んでいるときに時間を計ったら時間が余るのです。
でも実際は作文のあちこちを継ぎ合わせて途中、言いよどみながらもトピックに沿うように話していたら途中で「終わり」の合図がありました。
私ってけっこうオシャベリだったのね。 でも最後の質疑応答ではしどろもどろになってしまったのです。どんな質問かも忘れてしまいましたが、足がガクガクと震え出したのを覚えています。
中に1人の大学生風の男性が「立て板に水」の調子で素晴らしいスピーチをされた方がいました。
ただ、その方のトピックとは内容が多少ずれていましたし、私から見ても明らかに自分の作文を「読んで」いると思われました。
でも発音、アクセント、どうどうとした発声が受験生の中で一番良かったと思います。
恐らく自分の作文のストックの中で一番近いものを暗誦したのだと思われます。これも1つの攻略法でしょう。
この方の合否はわかりませんが、「英語」としてはもちろん素晴らしかったです。
こんなんで、参考になるでしょうか?
◆TOEICについて
TOEICも高得点を得るにはテクニックがあるのかもしれませんが、私は特に何もしませんでした。しいて言えばNHKの「やさしいビジネス英語」がとても役に立ったと思います。テクニックだけで高スコアを取っても実践で役に立たないと意味がありませんので「傾向と対策」のような参考書も必要ないと思います。英検1級合格を目指すあたりから書店の参考書類からは離れて英語で楽しむ習慣をつけていけばいいと思います。
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